「久しぶりに帰省したら、実家が思った以上に汚れていて驚いた」「何度言っても片づけてくれず、正直うんざりしている」——ご両親がお元気なうちに感じるこのお悩みは、決して珍しいものではありません。まず、結論からお伝えします。
結論:実家が汚い・片づかない背景には、体力の低下や「もったいない」という気持ち、判断力の変化などがあり、単なる「だらしなさ」ではないことが多いとされています。いきなり捨てようとせず、①危険がないかを確認し、②ご本人の気持ちを聞き、③安全に関わる場所から小さく始める、の順で進めるとうまくいきやすくなります。
この記事では、実家が汚くなる理由、親御さんへの話の切り出し方、進め方の手順、取手市・守谷市・つくば市の粗大ごみの出し方、業者に頼む目安までを、専門用語を補足しながらゆっくりご説明します。
実家が汚い・片づかないのはなぜ?よくある5つの理由
ご両親が若いころは整っていた家が、いつの間にか散らかる。その背景には、次のような理由が重なっていることが多くあります。
| 理由 | 具体的なようす |
|---|---|
| ① 体力・筋力の低下 | かがむ、持ち上げる、ごみ出しに行くことがつらく、後回しになる |
| ② 「もったいない」の気持ち | 物のない時代を生きてきた世代ほど、使えるものを捨てることに強い抵抗がある |
| ③ 判断力・意欲の変化 | 何を捨てて何を残すかを決めるのが負担になり、手が止まる |
| ④ 気持ちの落ち込み | 配偶者を亡くしたあとなど、片づける気力がわかない |
| ⑤ 物が増え続ける | 収納が足りないのに、買い置きやいただき物が増えていく |
物をためこむ傾向が強い場合は、ためこみ症と呼ばれる状態が関係していることもあります。また、掃除そのものが難しい背景については掃除できない人の心理と特徴で、片付けられない病気との関係もやさしく解説しています。気になる場合は、医療や福祉の専門家にご相談ください。
「うんざり」するのは自然なこと|まず気持ちを整えましょう
離れて暮らしていると、帰省のたびに気が重くなり、つい強い言い方をしてしまうこともあるでしょう。それは、親御さんを心配しているからこそです。ご自分を責める必要はありません。
ただ、ご本人にとっては、長年暮らしてきた家を「汚い」と言われることは、自分を否定されたように感じるつらい言葉でもあります。ここで言い争いになると、かえって話が進まなくなってしまいます。まずは「責めない」「急がない」を合言葉にしてください。
実家の状態チェック|どのくらい急ぐ必要があるか
すぐに動くべきか、様子を見てよいかは、家の状態で変わります。次の表で目安を確認してみましょう。
| 状態 | 目安 | おすすめの動き方 |
|---|---|---|
| 物が多いが、通路は歩ける | 様子を見つつ、話し合いから | 季節ごとの帰省で、少しずつ一緒に整理する |
| 通路や階段に物が置かれている | 転倒のおそれあり | まず通路・階段・玄関だけを片づける |
| ごみが捨てられず台所や床にたまっている | 衛生面に注意 | 早めに家族で動く。必要に応じて業者や専門窓口へ |
| 異臭・害虫・カビが目立つ | 早急な対応が必要 | 地域の相談窓口や専門の業者に相談する |
やってしまいがちな「NG対応」
良かれと思ってしたことが、親子関係をこじらせてしまうことがあります。次の点にご注意ください。
- 黙って捨てる:信頼を失い、その後の片づけを拒まれる原因になります。
- 「汚い」「だらしない」と責める:ご本人の自尊心を傷つけ、かたくなにさせてしまいます。
- 一度に全部やろうとする:ご本人も家族も疲れ果て、途中で投げ出しがちです。
- 「どうせ使わないでしょ」と決めつける:思い出の品は、本人にとって大切な意味があることがあります。
親に切り出すときの話し方|例文つき
ポイントは、「片づけたい」ではなく「心配している」「安全に暮らしてほしい」という気持ちを伝えることです。
| 場面 | 伝え方の例 |
|---|---|
| 切り出しの一言 | 「最近、転ぶと危ないから、廊下だけ一緒に広くしない?」 |
| 捨てることに抵抗されたとき | 「捨てなくていいよ。いったん別の場所に移しておくだけにしよう」 |
| 思い出の品が出てきたとき | 「これは大事なものだね。残す箱を作っておこう」 |
| 話が進まないとき | 「今日はここまでにしよう。また次に帰ってきたときにね」 |
「いつか自分たちが困らないように」「あなたの安全のために」と、ご本人のための話にすることが大切です。生前整理の進め方については生前整理の進め方|順番を間違えないための優先順位もご覧ください。
実家の片づけの進め方|5つのステップ
| 順番 | やること |
|---|---|
| 1 | 通路・玄関・階段など、転倒や火災につながる場所の物を減らす |
| 2 | 明らかなごみ(賞味期限切れの食品、古い新聞・チラシ、壊れた物)を、ご本人の了解を得て処分する |
| 3 | 「残す」「迷う」「手放す」の3つの箱に分け、迷うものは保留にする |
| 4 | 大きな家具・家電は、粗大ごみの申込みや業者の引き取りを使う |
| 5 | 片づいた状態を保てるよう、ごみ出しの曜日をカレンダーに書くなど、仕組みを作る |
一日に作業する時間は、2〜3時間までを目安にしてください。ご両親の体力にも配慮し、休憩をはさみながら進めましょう。
見逃さないで|危険サインと相談先
次のような様子があれば、片づけの問題だけでなく、ご本人の健康や暮らしの見守りが必要なサインかもしれません。
- 同じ物を何度も買ってきてしまう
- ごみの分別や日にちが分からなくなっている
- 腐った食べ物や、においの強い物をそのままにしている
- 家の中でつまずくことが増えた
こうした場合は、お住まいの市の高齢者福祉の窓口や、地域包括支援センター(高齢者の暮らしを支える総合相談窓口)に相談できるとされています。窓口の連絡先は市によって異なるため、各市の公式サイトでご確認ください。取手市・守谷市の見守りサービスについては親が一人暮らしになったら|取手市・守谷市の見守りサービスで整理しています。
取手市・守谷市・つくば市の粗大ごみの出し方(目安)
実家の片づけでは、タンスや布団、古い家電などの粗大ごみが一度に出がちです。次の表は、各市の公式サイトで確認できた内容をもとにした目安です。料金や受付時間は変わることがあるため、申込みの前に最新の案内をご確認ください。
| 市 | 自宅収集の目安 | 問い合わせ先 |
|---|---|---|
| 取手市 | 1点500円が目安。電話またはLINEで申込み | 環境対策課 0297-74-2141 |
| 守谷市 | 収集運搬券1点500円が目安。事前申込みが必要 | 生活環境課 0297-45-1111 |
| つくば市 | 大きさにより400円・800円・1,200円が目安。1回5点まで | 粗大ごみ受付センター 029-860-2984 |
量が多くて自宅収集では追いつかないときは、常総環境センター(守谷市)への自己搬入という方法もあります(取手市・守谷市では10kgあたり143円+税が目安とされ、事前の確認が必要です)。不用品の回収全般については不用品回収のページもご覧ください。
自分たちだけで難しいときは|業者に頼む目安
次のような場合は、無理をせず専門の業者に相談するのも一つの方法です。
- 物の量が多く、家族だけでは何日かかるか見通せない
- 遠方に住んでいて、なかなか帰省できない
- 家具が大きく、2階から運び出せない
- ごみがたまり、衛生面が心配
費用は、お部屋の広さや物の量、階数などで変わるため、一概には言えません。まず見積もりで確認するのがおすすめです。料金の考え方は料金のページ、ごみがたまった家の場合はゴミ屋敷の片付け費用の目安をご覧ください。なお、将来、実家の片づけが遺品整理に変わるときは遺品整理のページでも対応しています。
義実家(配偶者の実家)が汚いときは?
義理のご両親の家が気になる場合は、ご自分だけで動かず、配偶者から親御さんに話してもらうのが基本です。ご自分が直接伝えると、気まずくなりやすいためです。手伝うときも、「お手伝いしますよ」と声をかけ、家の中の物には勝手に触れないようにしましょう。あくまで配偶者が主役で、ご自分はサポート役、という形が安心です。
よくあるご質問
Q. 親が「まだ使うから」と片づけを嫌がります。どうすればいいですか?
無理に説得せず、安全に関わる場所(通路・玄関・階段)だけを先に整えることを提案してみてください。捨てずに「いったん移動する」だけでも、気持ちの負担がかなり軽くなります。
Q. 遠方に住んでいて、帰省のたびに少しずつしか進みません。
帰省の日にあわせて、「今回は台所」「次は玄関」と場所を決めると進めやすくなります。難しい場合は、業者に下見や見積もりだけ依頼するという方法もあります。
Q. 勝手に片づけて、あとで怒られたらどうしよう。
ご本人の了解を得ずに捨てることは、避けたほうが安心です。「ごみだけ」「期限切れの食品だけ」など、同意しやすい範囲から始めてください。
Q. 業者に頼むと、全部捨てられてしまいませんか?
残すものを指定して、依頼できます。見積もりのときに「この部屋は残す」「この箱は触らない」と伝えておくと安心です。
まとめ|責めず、急がず、安全なところから
実家が汚いと感じたときは、ご両親を責めるのではなく、「安全に暮らしてほしい」という気持ちを伝えながら、通路や玄関など危険のある場所から小さく始めることが大切です。ご家族だけで抱えきれないときは、地域の相談窓口や専門の業者の力も借りてください。
実家の片づけで迷ったら、一人で悩まず、まずご相談ください。お電話は 0120-306-122、または無料見積もりフォームへどうぞ。
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