「亡くなった親のスマホを開きたいのに、ロックが解除できない」「自分のスマホのパスコードを忘れてしまった」――そんなときは、どうか焦らないでください。この記事では、スマホのロック解除ができないときの考え方と、パスコードを忘れた場合・故人のスマホを開きたい場合の対処法を、取手市・守谷市・つくば市の方にもわかりやすくご説明します。

結論:①パスコードを何度も試すのは避けてください(一定回数の間違いで使えなくなったり、設定によってはデータが消えたりするとされています)。②ご自身のスマホなら、メーカー・携帯会社の公式手順で「初期化」して復旧するのが基本ですが、中のデータは消えるため事前のバックアップの有無が分かれ目です。③故人のスマホは、パスコードが分からないと中を見る手段がほとんどないといわれており、解除を請け負う専門業者もありますが、費用は数万円〜数十万円と幅があり、必ず開けられる保証もありません。まずは「何を取り出したいのか」を整理するところから始めましょう。

スマホでロック解除ができないときに、まずやってはいけないこと

画面ロック解除ができないと、つい思いつく数字を何度も入力したくなります。しかし、パスコードを続けて間違えると、一定時間操作できなくなり、最終的に使用できなくなる仕組みになっています。さらに、設定によっては「連続して間違えるとデータをすべて消去する」機能が有効になっている場合もあるとされています。

  • 思いつく番号を次々に入力する:誕生日や電話番号などを試したくなりますが、回数制限があるため、数回までにとどめてください。
  • ネットで見つけた「簡単に解除できる」ツールを使う:ウイルスや個人情報の流出のおそれがあります。
  • すぐに初期化してしまう:初期化すると、バックアップがない限り写真・連絡先・メッセージは戻りません。取り出したいデータがある場合は、初期化の前に必ず立ち止まってください。

パスコードを忘れた携帯・スマホのロック解除方法|ご自身のスマホの場合

ご自身のスマホのパスワードを忘れた場合は、メーカーや携帯会社が案内している公式の手順で復旧するのが基本です。大まかな流れは次の表のとおりです。

状況 主な対処法 注意点
パスコードを数回間違えただけ しばらく待ってから、思い当たる番号を落ち着いて入力する 回数制限があるため、むやみに試さない
パスコードを完全に忘れた(iPhone) パソコンや、Appleの公式サポートが案内する手順で初期化し、バックアップから復元する バックアップがなければデータは戻らない
パスコード・パターンを忘れた(Android) 機種ごとの公式手順(Googleアカウントでの端末探索機能の利用や初期化など)を確認する 機種・OSの版によって手順が異なる
手順が分からない・不安がある 携帯会社のショップや、メーカーのサポート窓口に相談する 本人確認書類が必要になることが多い

携帯会社のショップに行けば「ロックだけ解除して中身はそのまま」にしてもらえると思われがちですが、多くの場合、ショップでできるのは初期化まで(データは消える)とされています。実際に、消費生活センターには「ショップでロック解除を断られ、初期化はできると言われた」という相談事例も紹介されています。

故人のスマホのロックを解除したいとき|遺族が最初にすること

ご家族が亡くなったあとにスマホを開きたい理由は、人によってさまざまです。「大切な写真や連絡先を残したい」「ネット銀行や証券口座の有無を確認したい」「毎月課金されているサブスクリプションを解約したい」「葬儀の連絡先を知りたい」など、目的によって、必要な手がかりも変わります。

最初に、次の順番で整理してみてください。

  1. パスコードの手がかりを探す:手帳・エンディングノート・通帳のメモ・財布や机の引き出しなどに書き残されていないか、ご家族で探します。生前に「スマホのスペアキー」として、パスコードを書いた紙を保管していたご家庭もあります。
  2. スマホ以外の手がかりを探す:郵便物・請求書・通帳・保険の書類・パソコンの履歴など、スマホを開かなくても分かることは意外と多くあります。
  3. 携帯電話会社に連絡する:契約者の死亡の連絡や、解約の手続きの案内を受けます。ただし、ロックそのものの解除はできないと案内される場合が多いとされています。
  4. それでも必要なら専門業者を検討する:解除を請け負う専門業者があります(次の章で詳しく説明します)。

なお、故人のスマホの中に何があるか分からない段階では、まずデジタル遺品の整理のしかたをまとめた記事もあわせてご覧ください。

故人のスマホ ロック解除業者の費用の目安と選び方

パスコードが分からない故人のスマホは、中のデータへ入る手段がほとんどないといわれており、メーカーも解除の協力は難しいのが一般的とされています。そのため、ロック解除を請け負う専門業者に頼る方もいます。ただし、業者によって方法・費用・成功率が大きく異なります。

項目 目安・考え方
費用 数万円程度〜数十万円と幅がある(機種・OS・パスコードの桁数などで異なるとされています)
支払いの形 成功報酬型のところもあれば、着手時に費用がかかるところもある。解除できなかった場合の費用を必ず確認
かかる時間 数日〜かなり長期になることもある。見通しを必ず聞く
成功の保証 機種や状態によっては解除できない場合もある。「必ず開けられる」と言い切る業者は慎重に
データの扱い 写真・連絡先など大切な個人情報を預けるため、取り扱い方針・守秘の約束を書面で確認

依頼する前に、次の点を確認しておくと安心です。

  • 見積りの内訳(基本料金・成功報酬・追加費用)が書面やメールで示されるか
  • 解除できなかった場合の費用がどうなるか
  • 会社の所在地・連絡先がはっきりしているか
  • データを取り出したあとの、預かったデータや端末の扱いはどうなるか

費用のトラブルや不安がある場合は、お住まいの消費生活センター(消費者ホットライン「188」)に相談する方法もあります。

データがなくても大丈夫?ロック解除をあきらめたときの考え方

費用や時間の面で、ロック解除をあきらめるというご家族も少なくありません。それは決して間違いではありません。スマホが開かなくても、次のような方法で必要な情報にたどり着けることがあります。

  • 写真・思い出:クラウドに自動バックアップされている場合があります。ご家族のパソコンやタブレットにもコピーが残っていないか確認しましょう。
  • お金の情報:郵便物・通帳・取引報告書・保険証券から、金融機関とのお取引がわかることがあります。
  • サブスクリプション:クレジットカードの明細や、携帯電話の請求書から、毎月の支払い先をたどれる場合があります。
  • 連絡先:年賀状・住所録・手帳・お香典の記録などが手がかりになります。

AppleやGoogleには、事前に設定しておくことで、亡くなったあとに家族がデータへアクセスできるようにする仕組み(Appleの「故人アカウント管理連絡先」など)もあります。ただし、これは生前に本人が設定していた場合の仕組みで、設定がなかった場合の取り扱いは各社の公式案内をご確認ください。

スマホのロック解除は法律的に問題ない?専門家へのご相談について

故人のスマホを遺族が開く行為や、故人のアカウントにログインする行為は、法律や各サービスの規約の面で判断が難しい場合があるとされています。ネット銀行・証券口座・暗号資産など、お金に関わるものは、各社が定める相続手続きの窓口に連絡して進めるのが原則です。ご不安な場合は、弁護士・司法書士などの専門家に、あらかじめご確認ください。

これから備える|ご自身のスマホの「スペアキー」を家族に残す

同じ悩みを、ご自身のご家族に残さないための備えも大切です。消費生活センターなども勧めている方法として、パスコードを小さな紙に書き、修正テープなどで隠して、信頼できるご家族が保管しておく「スマホのスペアキー」があります。あわせて、次のような整理をしておくと、いざというときの負担が大きく減ります。

  • 利用中のサービス名(ネット銀行・証券・サブスクなど)の一覧を作る
  • エンディングノートに、保管場所(パスコードの紙の場所)だけを書いておく
  • 写真などの大切なデータは、定期的にバックアップを取る

生前整理のすすめ方については、遺品整理のご案内や料金の目安のページもあわせてご覧ください。

実家の片づけ・遺品整理の中で、スマホはどう扱えばいい?

遺品整理を進める中で、故人のスマホやタブレット、パソコンが出てくることはとても多いです。ロックが解除できない状態でも、そのまま捨てずに、いったん保管しておくことをおすすめします。後からパスコードの手がかりが見つかったり、気持ちが落ち着いてから解除を検討したりすることもあるからです。

状況 おすすめの扱い
パスコードが分からず、中身も急がない 電源を切って、充電器とあわせて保管。契約の解約は携帯会社に連絡して進める
解約・処分を急ぎたい 携帯会社の案内に従い解約。端末の処分は、データを消去したうえで、自治体の小型家電回収などのルールを確認
中のデータを取り出したい 手がかり探し→公式の手順→専門業者の順で検討し、費用の見積りを必ず確認

遺品整理をお任せする場合も、スマホ・パソコン・書類などは、ご家族に確認したうえで取り分けて保管する形が一般的です。片づけDo!でも、ご依頼の際に「スマホや書類、写真など、先に取り分けたいもの」を丁寧にお伺いしています。ご依頼の流れはこちら、よくあるご質問はこちらをご覧ください。

スマホのロック解除に関するよくあるご質問

Q. スマホのパスコードを忘れたのですが、ロックだけ解除してデータを残せますか?

一般には、パスコードを忘れた場合の公式な復旧方法は、初期化(データの消去)が基本とされています。バックアップがあれば、初期化後に復元できる場合があります。携帯会社のショップでも、ロックの解除ではなく初期化の案内になる場合が多いとされていますので、事前に確認してください。

Q. 亡くなった親のスマホのロックを、携帯会社で解除してもらえますか?

多くの場合、携帯会社でできるのは契約の解約手続きなどで、ロックそのものの解除は難しいと案内される例があるとされています。まずは契約先に電話で確認しましょう。

Q. 故人のスマホのロック解除業者に頼むと、いくらくらいかかりますか?

業者や機種によって大きく異なり、数万円程度〜数十万円とされる例があります。解除できなかったときの費用や、かかる期間も含めて、必ず見積りを書面で確認してください。

Q. 顔や指紋で開けられますか?

設定や端末の状態によって異なり、うまくいかないことが多いとされています。無理に試すと、かえって入力制限がかかるおそれもあります。

Q. スマホが開かなくても、相続の手続きは進められますか?

通帳・保険証券・郵便物などの書類から、手続きに必要な情報を集められる場合があります。ご不安な場合は、弁護士・司法書士などの専門家にご相談ください。

Q. 故人のスマホは遺品整理でどう扱えばいいですか?

解約や中身の確認が済むまでは、処分せずに保管するのが安心です。処分するときは、データを消去したうえで、自治体のルールに沿って出してください。

遺品整理・実家の片づけのご相談は片づけDo!へ

「故人のスマホが開かない」「何から手をつけたらいいか分からない」――そのような段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。茨城県の取手市・守谷市・つくば市を中心に、遺品整理・不用品回収・実家の片づけのご相談をお受けしています。スマホや書類など、先に取り分けたいものがあるときも、丁寧にお伺いします。

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