実家の片付けと同じタイミングで、「お墓を継ぐ人がいない」「遠方のお墓を近くに移したい」というお悩みが出てくることがあります。墓じまいの費用総額は、一般的に30万円〜300万円程度が相場で、墓石の解体・撤去費用に加えて、新しい供養先(永代供養墓・樹木葬・納骨堂など)の費用が加わります。
この記事では、墓じまいの費用の内訳と、茨城県内(取手市・守谷市・つくば市・水戸市)で必要になる改葬許可申請の窓口、永代供養・樹木葬への切り替えの流れをまとめました(2026年8月時点の情報です。最新の内容は各市の公式サイトでご確認ください)。
結論:墓じまいの費用総額は30万円〜300万円程度
墓じまいの費用は「今のお墓を片付ける費用」と「新しい供養先の費用」の合計で決まります。それぞれの目安は次の表のとおりです。
| 項目 | 費用目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 閉眼供養(魂抜き) | 3万円〜10万円 | 寺院・僧侶へのお布施 |
| 離檀料 | 3万円〜20万円 | 法的な支払い義務はない。寺院との関係次第 |
| 改葬許可証の発行手数料 | 無料〜数百円 | 市区町村により異なる(後述) |
| 墓石の解体・撤去費用 | 1㎡あたり10万円〜15万円 | 墓地の立地や重機の搬入経路で変動 |
| 新しい供養先の費用(合祀墓) | 10万円〜30万円 | 他の方の遺骨と合同で埋葬 |
| 新しい供養先の費用(樹木葬) | 20万円〜80万円 | 個別区画〜合祀まで幅がある |
| 新しい供養先の費用(納骨堂) | 30万円〜150万円 | 屋内型が中心 |
「離檀料」には法的な根拠がなく、支払いを断っても改葬手続き自体は進められます。とはいえ、長年お世話になったお寺との関係もありますので、事前によく相談されることをおすすめします。
墓じまいの手続きの流れ
墓じまいは、以下の順番で進めます。
- 新しい供養先(改葬先)を決める
- 今のお墓の管理者(寺院・霊園)に墓じまいの意向を伝える
- 改葬許可申請書に、今の墓地管理者の証明をもらう
- 今の墓地がある市区町村役場に改葬許可申請書を提出し、改葬許可証の交付を受ける
- 閉眼供養(魂抜き)を行い、遺骨を取り出す
- 墓石を解体・撤去し、更地にして墓地区画を返還する
- 新しい供養先に改葬許可証を提出し、納骨する
改葬先を決めてからでないと、改葬許可申請はできません。先に墓石の解体業者を探すのではなく、まず新しい供養先を決めることが最初のステップです。
改葬許可申請の窓口|取手市・守谷市・つくば市・水戸市
改葬許可申請は、今、遺骨が納められている墓地がある市区町村で行います。改葬先の市区町村ではない点に注意してください。茨城県内4市の窓口は次のとおりです。
| 市 | 窓口 | 電話番号 | 手数料 | 発行までの目安 |
|---|---|---|---|---|
| 取手市 | 市民課/藤代総合窓口課/取手支所 | 0297-74-2141 | 無料 | 郵送可(不備なければ後日交付) |
| 守谷市 | 総合窓口課 | 0297-45-1111 | 案内なし(要問合せ) | 不備なければその場で発行 |
| つくば市 | 市民窓口課/窓口センター | 029-883-1111 | 案内なし(要問合せ) | 不備なければ即日交付、郵送も可 |
| 水戸市 | 衛生事業課 | 029-232-9160 | 案内なし(要問合せ) | 要問合せ |
申請には、改葬許可申請書(遺骨1体につき1通)に加えて、今の墓地管理者の証明、改葬先の墓地の受入証明書(使用許可証)が必要です。申請者本人が来庁できない場合は委任状で代理人が手続きできる市がほとんどですので、詳しくは各窓口にご確認ください。
実家の相続登記や名義変更などの手続きについては、実家の相続登記、茨城の法務局はどこ?必要書類と費用もあわせてご覧ください。
永代供養・樹木葬という選択肢
「お墓を継ぐ人がいない」「子どもに負担をかけたくない」という理由から、墓じまい後の供養先として永代供養墓や樹木葬を選ぶ方が増えています。茨城県の一般墓の費用相場が100万円を超えることもあるのに対し、永代供養墓や樹木葬は、その半分以下の費用で利用できる場合が多いのが特徴です。
| 供養方法 | 特徴 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 合祀墓(合葬墓) | 他の方と合同で埋葬。最も費用を抑えやすい | 10万円〜30万円 |
| 樹木葬 | 墓石の代わりに樹木を礼拝対象にする | 20万円〜80万円 |
| 納骨堂 | 屋内施設に安置。天候に左右されず参拝できる | 30万円〜150万円 |
| 一般墓(新規) | 従来型のお墓を新しく建てる | 100万円〜300万円 |
永代供養は、寺院や霊園が遺族に代わって遺骨を管理・供養してくれる仕組みで、後継者がいない場合でも安心して利用できます。県内では、土浦市の霊園で永代供養を8万円程度からご案内しているところもあるなど、価格帯には幅があります。実際の費用は施設の立地や供養の内容によって大きく変わりますので、複数の霊園・寺院を比較したうえで検討されることをおすすめします。
遺品整理と墓じまい、どちらを先にすべきか
決まった順番はありませんが、実家の片付け(遺品整理)と墓じまいは、同じタイミングでご相談を受けることが多い項目です。仏壇や位牌の扱いについては閉眼供養が必要になる点で墓じまいと共通しますので、まとめて進め方を整理しておくと、手続きの抜け漏れを防げます。仏壇・位牌の供養については供養のページ、実家じまい全体の進め方については実家じまいとは?費用・手順・期間をわかりやすく解説で詳しくまとめています。
なお、相続や税務、寺院との交渉に関わる内容は個別の事情によって判断が分かれます。金額や手続きの詳細は、必ず窓口や専門家にご確認のうえ進めてください。
まとめ
墓じまいの費用は30万円〜300万円程度と幅があり、閉眼供養・離檀料・墓石解体・新しい供養先の費用を合わせて考える必要があります。改葬許可申請は、今の墓地がある市区町村(取手市・守谷市・つくば市・水戸市それぞれの窓口)で行い、改葬先を先に決めておくことが手続きをスムーズに進めるポイントです。
片づけDo!では、遺品整理・実家じまいのご相談とあわせて、仏壇・位牌の供養に関するご相談も承っています。お電話(0120-306-122)または無料見積もりフォームからお気軽にお問い合わせください。
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