「家庭ごみとは、どこまでを指すのだろう」「実家の片づけで出た物は、家庭ごみとして出してよいの?」——そんなお悩みに、順番にお答えします。
結論:家庭ごみとは、ご家庭の暮らしの中で出るごみのことで、市が集めてくれる「一般廃棄物」の一つです。ふつうの生活ごみは、お住まいの市の分別ルールどおりに、決められた日の朝に集積所へ出せば大丈夫です。一方で、お店や会社の仕事で出たごみ(事業ごみ)は、家庭ごみとして出すことはできません。また、一度に大量に出る片づけごみや、大きな家具などは、粗大ごみの予約や業者への依頼が必要になることがあります。
この記事では、家庭ごみの意味と事業ごみとの違い、取手市・守谷市・つくば市の分別の大まかな考え方、粗大ごみの費用の目安、回収業者を頼むときの注意点まで、専門用語に補足をつけながらまとめました。気になるところだけ読んでいただいてもけっこうです。
家庭ごみとは?意味をやさしく解説
家庭ごみ(家庭ゴミ・家庭系ごみ)とは、ご家庭の日常生活から出るごみのことです。台所の生ごみ、お菓子の包み紙、古新聞、壊れた食器、着なくなった衣類、使えなくなった小さな家電などが、おもな例です。
法律(廃棄物処理法)では、ごみは大きく「一般廃棄物」と「産業廃棄物」に分けられています。環境省の資料では、産業廃棄物は「事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、政令で定められた20種類など」、一般廃棄物は「産業廃棄物以外の廃棄物」と説明されています。家庭ごみは、この一般廃棄物にあたり、集めて処理するのは、お住まいの市町村の役割です。
同じ資料によると、2023年度の全国のごみの総排出量は約3,897万トン、国民一人が一日に出すごみは約851グラムとされています(最新の数字は環境省の発表でご確認ください)。私たちの暮らしからは、毎日これだけのごみが出ているということです。
家庭ごみと事業ごみの違い
「家庭ごみ」と並んでよく出てくる言葉が「事業ごみ(事業系ごみ)」です。違いをひと目で整理すると、次のとおりです。
| 項目 | 家庭ごみ(家庭系ごみ) | 事業ごみ(事業系ごみ) |
|---|---|---|
| 出どころ | ご家庭の日常生活 | お店・会社・事務所などの事業活動 |
| 法律上の区分 | 一般廃棄物 | 一般廃棄物(紙くず・生ごみなど)または産業廃棄物 |
| 出し方 | 市の分別ルールで集積所へ | 家庭ごみの集積所には出せない。許可業者への委託や、処理施設への自己搬入など |
| 費用 | 基本は無料(指定袋代など)。粗大ごみは有料 | 事業者の負担(契約や搬入量で変わる) |
つくば市の公式サイトでは、事業系ごみは家庭ごみの集積所には出せず、事業主が責任をもって処分することが案内されています。処理の方法として、市の施設(つくばサステナスクエア)への自己搬入(10キログラムあたり190円)や、収集運搬の許可業者への委託などが紹介されています。
ご実家が商店や工場だった場合、お店の在庫や仕事の道具は、家庭ごみではなく事業ごみ(種類によっては産業廃棄物)として扱われることがあります。判断に迷うときは、先に市の窓口へ確認してください。
家庭ごみの分け方|取手市・守谷市・つくば市の大まかな違い
家庭ごみの分け方は、全国で共通ではなく、市ごとに決められています。同じ「燃えるごみ」でも、呼び名や、入れる袋、収集の曜日が違います。引っ越してこられたばかりの方や、実家のごみを出すお手伝いをされる方は、特にご注意ください。
| 市 | 主な分け方(公式サイトの案内より) | ひとこと |
|---|---|---|
| 取手市 | 可燃ごみ・不燃ごみ・資源物(プラスチック製容器包装、ペットボトル、あき缶、あきビン、古紙・古布)・粗大ごみ・有害ごみ | 不燃ごみは毎週金曜日の収集。第3週は金属類・割れ物、それ以外の週はプラスチック類を、専用の袋で出す案内があります |
| 守谷市 | 「家庭ごみ分別の手引き」と「もりやクリーンカレンダー」で確認 | 粗大ごみは、収集の申込みが必要です。ごみの野外焼却は禁止されています |
| つくば市 | 燃やせるごみ・燃やせないごみ・プラスチック製容器包装・スプレー容器・かん・びん・ペットボトル・古紙・古布 | 燃やせるごみは市の指定袋(10〜45リットル)を使用。乾電池や蛍光管などの有害ごみは、市役所などの回収箱に入れます |
どの市でも共通して大切なのは、次の3点です。
- 出す時間を守る:取手市は「当日の午前8時まで」、つくば市は「収集日の朝8時まで」と案内されています。遅れると回収されないことがあります
- 決められた袋・場所を使う:袋の種類や、集積所の場所が決まっています
- 収集日はカレンダーで確認する:収集日は地区によって異なります。年末年始などは変わることもあります
取手市は環境対策課(電話 0297-74-2141)、つくば市は環境衛生課(市代表 029-883-1111)、守谷市は市代表(0297-45-1111)が問い合わせ先として案内されています。守谷市は、令和8年(2026年)11月2日から、受付時間が午前9時〜午後4時になると案内されています。最新の分別表や収集日は、必ず各市の公式サイトでご確認ください。
粗大ごみは家庭ごみ?費用はいくらかかる?
「粗大ごみいくら?」と心配になる方が多いので、先にお伝えします。粗大ごみも、家庭から出るごみとして市が受け付けてくれますが、集積所には出せず、予約や申込みをして有料で出す仕組みです。たとえばつくば市では、粗大ごみは電話予約制の有料戸別収集で、集積所には出せないと案内されています。
手数料の目安は、市や品物によって異なります。これまでの当サイトの調べでは、取手市・守谷市はおおむね1点500円前後、つくば市は400円からとされています(品物の大きさで変わります。最新の金額は、各市の公式サイトでご確認ください)。
| 処分の方法 | 費用の目安 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 市の粗大ごみ収集(予約制) | 1点ごとに数百円〜が目安 | 数が少なく、日程に余裕がある |
| ごみ処理施設への自己搬入 | 重さに応じた手数料 | 車で運べる。まとめて持ち込める |
| 許可を持つ業者・不用品回収 | 量・運び出しの手間で変わる | 量が多い。階段や2階から出す。立ち会えない |
掃除機や電子レンジなどの小型の家電は、市の分別表で「不燃ごみ」か「粗大ごみ」かが決まっていることが多く、その分で処分費用も変わります(掃除機の処分費用を知りたい場合も、品名で各市の分別表を引くのが確実です)。なお、エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機などの家電4品目は、家電リサイクル法の対象で、市の粗大ごみでは出せません。
家庭ごみの回収業者・個人契約は必要?許可の確認ポイント
「ごみ収集を個人で契約したほうがよいの?」「家庭ごみ回収業者に頼む場合の料金は?」という疑問も多く聞かれます。ふだんの生活ごみは、市が集積所で回収してくれるため、個人で収集の契約をする必要はありません。
業者への依頼を考えるのは、次のようなときです。
- 遺品整理や実家の片づけで、一度に出る量が多く、集積所に出せる量を超える
- 大きな家具が多く、運び出しや階段の上げ下ろしが難しい
- 遠方にお住まいで、収集日に合わせて何度も通うことができない
- 高齢で、重い物を運ぶのがつらい(市によっては、高齢者のごみ出し支援の制度もあります)
ここで気をつけたいのが、家庭のごみを回収できるのは、市町村の「一般廃棄物」の許可を持つ業者などに限られるという点です。つくば市の公式サイトでは、家庭のごみを回収できるのは「一般廃棄物処理業」の許可業者であり、産業廃棄物処理業や古物商の許可では回収できないと案内されています。また、「無料」と聞いて積み込んだあとに、高額な運搬費や処分費を請求された例や、不法投棄につながる例も紹介されています。
依頼する前に、次の点を確認してください。
- 市が公開している「許可業者一覧」に載っているか、家庭のごみを扱う許可の有無をはっきり説明してもらえるか
- 見積もりを、作業の前に書面やメッセージで出してもらえるか(「無料」を強調するだけの説明には注意)
- 追加料金がかかる場合の条件を、事前に教えてもらえるか
- 広いお住まいの場合は、現地を確認したうえで見積もりをしてもらえるか
業者選びの考え方は、廃品回収業者の選び方|無料回収車の注意点・許可の確認・費用の考え方でも詳しく説明しています。
遺品整理や実家の片づけで出たごみは、どう出す?
大切な方の遺品を整理するとき、「これは家庭ごみで出してよいのか」と手が止まる方は少なくありません。基本の考え方は次のとおりです。
- 日用品・衣類・小物:市の分別ルールにしたがって、家庭ごみとして出せます
- 家具・布団・自転車など大きな物:粗大ごみの予約をするか、業者に相談します
- 家電4品目:家電リサイクル法にしたがった処分が必要です
- 仏壇・神棚・人形など:ごみとして出す前に、供養のしかたをご検討ください(供養のご案内)
- お店や仕事の道具:事業ごみとして扱われることがあります
量が多いときは、いきなり全部をごみ袋に入れず、「残す物・譲る物・処分する物」に分けてから、処分する物だけを家庭ごみにすると、後悔が少なくなります。引っ越し時の不用品の出し方は、引っ越しの不用品処分はいつまでに?も参考になります。
土や食器など、迷いやすい品目は、土の捨て方・食器の捨て方の記事で、何ごみになるのかを説明しています。
片づけDo!にご相談いただける場合
片づけDo!は、取手市・守谷市・つくば市を中心に、茨城県内で遺品整理・生前整理・不用品の片づけをお手伝いしています。「家庭ごみとして出せる範囲を超えてしまった」「何から手をつけたらよいか分からない」——その段階でけっこうですので、お気軽にご相談ください。
- 費用の考え方は料金の目安へ(部屋の広さや荷物の量で変わるため、現地確認をもとにお見積もりします)
- 不用品の片づけは不用品回収のページへ
- 遺品整理全体のご案内は遺品整理のページへ
- 依頼の流れはご依頼の流れへ
- エリアごとのご案内は取手市・守谷市・つくば市のページへ
お電話は 0120-306-122 まで、またはページ内の無料見積もりフォームへからご連絡ください。
家庭ごみについてよくあるご質問
Q. 家庭ごみとは、具体的に何を指しますか?
ご家庭の暮らしで出る、生ごみ・紙くず・衣類・食器・小型の壊れた家電などです。市が集積所で回収してくれる一般廃棄物にあたります。
Q. 家庭ごみと事業ごみの違いは何ですか?
出どころの違いです。家庭の生活から出るものが家庭ごみ、お店や会社の仕事で出るものが事業ごみです。事業ごみは、家庭ごみの集積所には出せません。
Q. 家庭ごみの回収を、業者と個人で契約する必要はありますか?
ふだんの生活ごみは、市の収集を使えるので不要です。大量の片づけごみや大きな家具があるときに、業者への依頼を検討します。
Q. 粗大ごみは、いくらかかりますか?
市や品物の大きさで異なり、1点あたり数百円からが目安です。最新の金額は各市の公式サイトでご確認ください。
Q. 他の市の分別ルールで出してしまっても大丈夫ですか?
市ごとにルールが違うため、そのままでは回収されないことがあります。お住まいの市の分別表とカレンダーに合わせてください。
※本記事の分別・手数料・連絡先は、各市の公式サイト(2026年10月時点で確認)をもとに作成しています。内容は変更されることがありますので、最新の情報は各市の窓口・公式サイトでご確認ください。
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