親御さんが亡くなられ、残されたお住まいを前にして「業者に頼むとお金がかかりそうだから、遺品整理は自分でできないだろうか」——そうお考えの方は少なくありません。
結論から申し上げます。遺品整理は自分でもできます。ただし、お部屋の広さと、ご家族が動ける人数・時間によって、向き不向きがはっきり分かれます。ワンルームや1DKであれば、ご家族だけで週末2日ほどで終わることもあります。一方で一軒家となると、ご家族だけで進めた場合、2週間から1か月以上かかるのが実情です。
この記事では、遺品整理を自分でやる場合と業者に頼む場合について、費用・かかる時間・体への負担を並べて比べられるようにまとめました。どちらが正解ということではなく、ご自身の状況に合う方を選んでいただくための材料としてお読みください。
遺品整理を自分でやる場合と業者に頼む場合の比較
まず全体像を表でご覧ください。金額は茨城県内の一般的な目安であり、実際のお部屋の状況によって変わります。
| 自分で行う場合 | 業者に頼む場合 | |
|---|---|---|
| 費用(1K・1DK) | 2万円〜5万円が目安 | 4万円〜9万円が目安 |
| 費用(一軒家) | 10万円〜25万円が目安 | 20万円〜60万円が目安 |
| かかる期間 | 1K:2〜3日/一軒家:2週間〜1か月 | 1K:半日/一軒家:2〜4日 |
| 体への負担 | 大きい(家具の運び出し、階段の上り下り) | ほとんどない(立ち会いのみ) |
| 車両の手配 | ご自身で(軽トラックのレンタルなど) | 不要 |
| 買取での相殺 | ご自身で買取店を探す必要あり | その場で査定・費用から差し引ける場合あり |
| 供養が必要な品 | ご自身でお寺などを手配 | 合同供養の手配を依頼できる |
ご覧のとおり、費用だけを見れば自分で行うほうが安く済みます。差額はおおむね半分程度です。ただしその差額は、ご家族の時間と体力で埋めているとお考えください。詳しい料金の考え方は料金のページにまとめてあります。
自分で遺品整理をするときにかかる費用の内訳
「自分でやれば無料」と思われがちですが、実際にはいくつか費用が発生します。見落としやすいものを挙げます。
| 項目 | 金額の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 粗大ごみ処理手数料 | 1点あたり数百円〜 | 取手市・守谷市はいずれも1点500円(2026年7月時点)。事前申し込みが必要 |
| 家電リサイクル料金 | 1台あたり2,000円〜6,000円程度 | テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンが対象。別途、運搬料がかかります |
| 軽トラックのレンタル | 1日6,000円〜1万円程度 | ガソリン代・保険料は別 |
| 段ボール・ひも・軍手など | 5,000円〜1万円程度 | 一軒家だと段ボールだけで数十枚必要になります |
| 清掃道具・ごみ袋 | 3,000円〜 | 指定袋の地域は袋代もかかります |
| 遠方からの交通費・宿泊費 | 都度 | 何度も通う場合は積み上がります |
特に見落としやすいのが遠方からの交通費です。県外にお住まいのご家族が実家の片付けのために毎週末通われると、往復の交通費と時間だけで相当な負担になります。「自分でやったほうが安い」はずが、結果的にあまり変わらなかったというお話も伺います。
なお、粗大ごみの手数料や出し方は自治体ごとに違います。取手市・守谷市・つくば市など、お住まいの市のホームページで最新のルールをご確認ください。
自分で遺品整理を進める手順
ご自身で進められる場合は、次の順番で進めると迷いにくくなります。
- 貴重品・重要書類を先に探す:通帳、印鑑、権利証、保険証券、年金手帳、遺言書。これらは相続の手続きに必要です。他のものに手をつける前に、まずこれを探します
- 大きな家具・家電の行き先を決める:残す・売る・捨てるの三つに分けます。ここが決まると全体の作業量が見えます
- 思い出の品を選ぶ:写真、手紙、アルバムなど。ご家族で相談して残す分を決めます
- 売れるものを分ける:貴金属、時計、着物、骨董品などは、捨てる前に一度査定に出すことをおすすめします
- ごみを分別して処分する:自治体のルールに従って、可燃・不燃・粗大・家電リサイクルに分けます
- 最後に清掃する:家を売却・解体される場合も、一度きれいにしておくと次の話が進めやすくなります
順番を間違えて、先に大きな家具から手をつけてしまい、後から「タンスの奥に通帳があったはずなのに」と探し直すことになるケースがあります。必ず貴重品からです。捨ててはいけないものについては、遺品整理のページもあわせてご覧ください。
自分でやるのが難しいのはこんなとき
次のいずれかに当てはまる場合は、無理をせず業者にご相談いただいたほうが、結果的に負担が軽くなることが多いです。
- 一軒家まるごと、または荷物が多い:物量が多いと、ご家族だけでは数か月がかりになります
- 作業できる人が高齢、または少ない:タンスや冷蔵庫の運び出しは、無理をすると腰を痛めます。階段のあるお宅では特に危険です
- 遠方にお住まい:何度も通う交通費と時間を考えると、一度で終わらせたほうが安くつく場合があります
- 期限が決まっている:賃貸の退去日、家の引き渡し日など。間に合わないと家賃が余計にかかります
- ご遺体の発見が遅れたお部屋:においや衛生面の問題があり、ご家族での作業は現実的ではありません。特殊清掃の領域になります
- 相続で兄弟間の調整が必要:第三者が入ったほうが話がまとまりやすいこともあります
また、意外と多いのが「途中で心が折れてしまう」ケースです。親御さんの遺品を一つひとつ手に取っていると、思い出がよみがえって手が止まります。これは当たり前のことで、恥じることではありません。思い出の品はご家族で、残りは業者にという分け方も十分ありです。
「一部だけ頼む」という選択肢もあります
遺品整理は、全部やるか全部頼むかの二択ではありません。実際には、次のような組み合わせで進められるご家族が多くいらっしゃいます。
| ご家族でやること | 業者に頼むこと |
|---|---|
| 貴重品・書類を探す | 大型家具・家電の運び出し |
| 思い出の品を選ぶ | 分別と処分の手配 |
| 残す品を持ち帰る | 仏壇・お人形の供養の手配 |
| ご近所へのごあいさつ | 清掃・引き渡し前の仕上げ |
この形なら、ご家族にしか判断できない部分だけを担っていただき、体力の要る作業はお任せいただけます。費用も、全部お任せいただくより抑えられます。
あわせて、片づけの中で出てきた品の買取をご希望の場合は、その場で査定し、作業料金から差し引くこともできます。貴金属や時計、着物などは思わぬ値がつくこともあります。
片づけの後、実家をどうするかまで見据える
遺品整理はゴールではなく、その先に「この家をどうするか」という問題が控えています。売る、貸す、解体して土地にする、そのまま持ち続ける——どれを選ぶかによって、片づけの進め方も変わってきます。
たとえば解体を前提にされるなら、家財を細かく分別する手間を減らせる場合があります。売却を考えておられるなら、逆にきれいに清掃しておいたほうが話が進みます。
片づけDo!を運営する株式会社JOB HOPEは、宅地建物取引業免許(茨城県知事(2)第7366号)を持ち不動産の買取・売却を扱っているほか、グループ内で解体工事専門店「解体Do!」を運営しています(解体工事業登録 茨城県知事(登-5)第1090号)。片づけから、その後の売却や解体まで、窓口を分けずにご相談いただけます。
まず、迷っている段階でご相談ください
「自分でやるか、頼むか決めてから連絡しよう」と思われる方が多いのですが、決める前にご相談いただいて構いません。お部屋を見せていただければ、「これならご家族でもできそうです」「ここは手伝ったほうがいいですね」と、率直にお伝えします。
お見積もりは無料です。見てもらったら断りづらい、ということもありません。ご覧になったうえで、ご自身で進められると判断されるなら、それが一番よい選択です。
作業の進み方はご依頼の流れ、よくいただくご質問はよくある質問にまとめてあります。茨城県内の対応エリアもご確認ください。
お電話:0120-306-122(8:00〜21:00・年中無休)
ご相談だけでも構いません。何から手をつけたらいいか分からない——その段階でけっこうです。
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